40代が「一文無し」になった経験から真剣に考える「宝くじに当たった時の注意点」。
宝くじに関わらず、突然大きなお金を手にしたら、なぜか本当にあっという間に消えて借金だけが残る可能性があります。
宝くじなんて当たらなければよかった!という事にならない為に、転落人生を経験した40代が個人的に思う注意点を書きました。
転落人生を経験した40代が考える「宝くじに高額当選した際の5つの注意点」
お金はなぜか突然消えてしまいます。
それは自分で使ってしまう事かもしれないし、誰かに搾取される事かもしれません。本当に、なぜか突然消えることがあるんです。
突然一文無しになった管理人が思う、大きなお金を手にした時の注意点を書いてみました。
寄付はほどほどに
一度に大きな額を寄付すると、あとが続きません。
チャリティ精神のある人はすばらしい方です。でも、そんないい人が突然お金を手にすると一度に大きな金額を寄付してしまいがち。
「寄付しないよりはいいじゃない」と思うかもしれませんが、寄付した先によっては、また親切にご案内が来たりすることも。細く長く続ける方が安心だと思います。
それでも大きな額を寄付をしたいという素晴らしい人は、例えば小さなボランティア組織をつくるとか、将来的にNPO法人を設立するなどして活動したり堅実に増やして定期的に少額寄付するほうが、今一時的に大きな額を寄付するよりも、結果的にもっと大きな額を寄付できるかもしれません。
もしくは、お金よりももっと人の役に立つことができるかもしれません。
さて寄付以外にも、人にごちそうし始めると「おごり癖」が付いてしまいます。初めは食事だけのつもりが、知らぬ間になぜか「本当に」車や宝石のプレゼントに変わります。本当です。
家族であろうと周囲の人間たちは全員、「あなた=お金出す人」と認識します。
そして、あなた自身もそう認識しているのでお金は減る一方。
日に日に増える親戚と知り合いで渋滞するので財布をしまう暇もありません。それだけ大勢の人がいても誰も「もうやめときなさい」「私は要らない」とは言ってくれないので、自己責任とはいえお金が無くなるまでずっとお金を出す事がやめられなくなります。そして気が付けば宝くじに当たる前よりもお金が減って借金が出来ます。そしてお金が無くなった後も、おごり癖だけは残ります。
ここで提案です。誰にも言わないのが賢明ですが、たとえば1億円なら100万円と言っておきましょう。
なぜなら、あなたが手にした金額を知った人は「あの人のお金は、あと〇〇円くらい残っている」と自分のお金でもないのにずっと計算し続けるからです。
注意したいのは住人のほとんどが親戚と友達という小さな町に住んでいる場合です。誰にも教えていないのに、なぜかみんなに知られていた・・・恐怖ですね。
こうなると信じられるのは動植物だけ。なんちゃらパワーやどこぞの神様に頼るのもお金がかかる世の中ですから。
都会を転々としている子(海外に住んでいる事になっている)がいますが、以上のような理由からです。しかも住民票記載の住所にはほとんど滞在していませんよ。
不相応の交友関係を築かない
贅沢な生活をしていると、ひょんなところでセレブや有名人と知り合うことも。
でも、その一瞬だけの付き合いで終わります。お金が無くなれば関係は終わり。あとが続きません。残るのは一抹のむなしさだけ。
お金だけでつながっている人とそうでない人が分かって得る物も有るにはあるかもしれませんが。
また、魅力的な容姿の人には特に気を付けたいです。残念ながら突然まとまったお金を手にした直後に偶然運命の出会いを装って寄って来る美しい人はあなたのお金しか見ていません。お金に興味ない演技も相当なものです。そして、それが悪い事だとも言い切れません。
儲け話・賭け事にはむやみに手を出さない
先ほども言いましたが、なぜか突然、友達や知り合い、親せきが急増して、どこからか儲け話が舞い込みます。とても巧妙で騙されたことにすら気づきません。
友人だろうと親戚だろうと、お金を渡したりする話には絶対に耳を傾けてはいけません。名刺や本、パンフレットなどをもらったら怪しいと思ってください。またお得な話は儲け話だけとは限りません。何かの修理や工事で法外な金額を支払わされてあとで相場を知って愕然とすることだってありますよね。
維持できないモノを買わない
大きな家、高級な家は、維持費が恐ろしくかかります。びっくりするほど高い税金を払うことにもなります。ローンで買った場合のリスクは計り知れません。宝くじに当たったなら一括で買えるから大丈夫?いやいや、維持できないくらい大きな家や豪華な家は大変です。将来売ろうにも売れない可能性だってあります。どんな不動産も後で売れる保証はありません。金持ちがケチなのは使ってしまうと増やす機会を失ってしまうからという以外にも財産を維持していくためでもあるかも。
高級車も、高級過ぎると格納庫も必要だし、保険も高いモノに入らなくてはいけません。メンテナンスも思った以上に大変。要らなくなって売ろうと思っても大した額にはなりません。
宝石もそう。高いものを買うと家にセキュリティシステムを付けなくてはいけなくなります。窃盗団に狙われて毎日生き地獄。盗難に入られなくても盗聴盗撮されて機会をうかがわれている可能性は大きいです。
高級ブランドを着ると、もう他の服は着られなくなります。
とにかく、一度ラグジュアリーな世界で生活をすると生活レベルを下げるのが大変難しくなります。贅沢品は税金対策の範囲で・・・ってよく聞く話ですが。
老後の準備を忘れない
みんな歳をとります。人は一度贅沢をすると、歳を取ってから生活レベルを戻すことは非常に難しいそうです。さかのぼって老後の蓄えをする事をお忘れなく!
看取ってくれる人がいないなら老人ホーム代やそれに代わる何かが必要。ほかにも墓や葬儀代、もしくは墓じまいの費用、永代供養費、子供のいる人は子供の学費や結婚資金etc・・・お金はいくらでも必要です。5年後10年後・・・とにかく将来の事を考えたいですね。今が一番大事という考えもありますが、型破りなアイデアがあってそれを実現できる人以外は、少しは生涯を見据えていないとリスクが大きいです。ところで最期にまとまったお金が余りそうな場合に誰かに贈与する時の事もしっかり考えておく人も多いですよね。贈与税がなるべくかからないような対策も必要。暦年贈与(年110万円まで非課税)も毎年同じ時期に同じ金額だったりそうじゃなくても定額贈与とみなされたら贈与税がかかるから工夫が必要。子・孫の学費とか住宅購入とか結婚子育て等の支援に関しては非課税になる特例も今のところあるみたいなので(期限に注意)しっかり活用してなるべく節税したほうが良さそう。どう考えても託す人がいないなら無理に他人に贈与せず、本当に正しい活動をしているところに寄付するという道も。(寄付先は有名な大きい団体と決めてかからず、しっかり調べて本当に信頼できる所に、という人も)遺言書はしっかり効力のある形で準備しておきたいですね。
一文無しになった経験から、大きなお金を手にした時の注意点を書いてみました。時間のある方は引き続き「一文無しになった人が考える使い道」もどうぞ。
一文無しになった人が考える宝くじ当選金の使い道
人間いつ死ぬか分からないからお金は使い切るという人もいるようですが、本当ですか?今突然死んだら、その後始末は誰がするの?
ローンや借金の返済!
家のローンも立派な借金。この際まとめて即刻返済。ローンを組むことにはいろんな考え方がありますが、宝くじに高額当選したなら即刻返済したほうが万が一の時に安心です。生活を小さくすることと、繰り上げ返済が一番の投資ではないでしょうか。
一生分の生活費の貯金
毎月必要な生活費×生きる年数分。
貯金はやっぱり必要です。円の価値が下がるから貯金は無駄?投資で失敗して税金だけ持っていかれるより遥かにマシですよ!自分で調べて取引しようという気が無い場合は、色んな儲け話に惑わされないでください。よほどの天才か勉強家でない限り現在のところは貯金が一番「無難」です。(貯金というのは銀行だけとは限りません。将来、銀行との付き合い方は大きく変わる可能性有りで銀行も大して信用できません。まとまったお金が入った途端いろいろ勧誘してきますし多額の手数料で減っていきます)
そしてこの際貸金庫を借りて、重要書類を保管したいですね(・・・といっても貸金庫も100%信用できるかどうか知りません。しかも貸金庫は本人が亡くなった場合に備えて代理人を立てて置かないと相続人全員が集まるか委任状が集まらないと金庫は開けられない等のリスクも)
個人年金・医療保険など
※大幅編集済み
非課税で少額投資できるNISAは今のところは利用価値は有るという意見も多いですが5年の非課税期間に注意。(期間延長するかどうかも再検討)つみたてNISAは非課税期間20年だけど選べる商品が限られているしiDeCoなんて原則60歳まで引き出せないしほとんど賭け。貯金が十分あって、その上で利用するのはOKでしょうか。
民間の個人年金や積立式の医療保険は後々お金が無くなった時の強い味方ではありますね。でも安全な商品は何一つもありませんので誰かに勧められて入るのはNG。自分で調べて自分で選んで入るべき。ネットで完結のものは人件費が少ない点だけは良いかも。無料でいろんな保険会社から選ぶのを手伝ってくれるところに相談に行くのもちょっと注意。大抵そこが提携している(?)おすすめの保険会社の保険に加入するよう勧められる事に。一括で払える保険は余裕があるならこの際一括で。そうでないなら微妙かな。つきあいで仕方なく知り合いの高いところに契約とか、もうそういうのやめましょ。
災害に強く維持できるレベルの家を建てる
宝くじが当たったらお金をかけるべきは災害対策。災害に強い家を建てるとか、災害に強くセキュリティもしっかりしたマンションを買うとか、地盤のしっかりした地域に移り住むとか・・・そんなことが出来るのは宝くじが当たった時くらい。
でも維持できるレベルの家で、将来売れる可能性のある家である事はもちろん、じっくり考えて購入したいですね。修繕費や建て替え費用、引越し費用等も忘れずに。
その上で余裕があればオシャレな内装にもこだわりたいです。
家、特にマンションが建ち過ぎている事を懸念している人も少なからずいるのではないでしょうか。将来的にこれらが余ってくる可能性も。そう、築浅駅近でも格安で買えたり借りられたりする可能性があるかも。家を買うと税金やら修繕費やら・・・とにかくお金がかかります。災害時などに備えた保険も高額!
一生賃貸派の人の身軽さは、それはそれはすばらしい。貯金が出来る人、一生毎月の家賃が払える人、資産運用が上手な人には最適なのでは?それでもやっぱり宝くじが当たったら持ち家を1件でも買って置くのは大事ですよね。一生賃貸か持ち家かの議論は今後も続きますがなんと今、車の購入ではよく聞く「残価設定型ローン」を「住宅購入」にも導入する流れが見えてきているようですね。将来このくらいの価値になるだろうと見越し、例えば5000万円の家が将来2000万円になるなら差額の3000万円分のみローンを組んで毎月格安の支払いで良い家に住める。完済したら家を手放すかもう一度ローンを組むか買い取りもできる。賃貸で狭い家に住み続けて家賃を払ってもどうせ自分の家にはならないなら、自分の家にならなくてもずっと広く設備の良い家に住む方がお得と感じる心理。でもここで忘れてはいけないのが、その手放す前提の持ち家は古くなるという事。売れるとは限らないこと。修繕にもお金がかかります。税金も忘れちゃいけない。
問題があるとすれば現在のところ孤独死や火の不始末の問題等で家を借りるのは難しいので将来は高齢者住宅を賃貸することになる可能性があること。しかしこれは持ち家が有っても世話をしてくれる人がいなければみんな同じかも。でも宝くじが当たったら別。だってローンは関係ないので家は買っておいた方が良いでしょうね。せっかく介護施設等に入居したり高齢者住宅に移っても、自分に合っていなくて逃げ出したくなる事も多いよう。その時に、帰る家が無いという問題があるそう。そしてその時にはもう賃貸は借りられない年齢。という事で、たとえば自宅を介護がしやすい介護されやすい仕様にフルリフォームしてヘルパーさんに来てもらうという手段も考えたいです。とにかく、老後に住める場所の確保が必要!
個人的には家を買うなら自分にとって必要最小限で維持費も最小の家がベストだと思っています。1人で大きい家に住む意味が無いので。でも宝くじに当選したのなら・・・・
真面目な方法で将来的に増やす
例えば少額で始められる小さな仕事を始めるとか、めずらしい資格を取るとか、何か自己啓発的なことにお金をつかうことは、将来的に、もっと大きなお金を得ることに繋がるかもしれませんよね。もしかして本当のセレブになれるかも?いろんな事に挑戦すると、もしかしたら好きな事が見つかって、その好きなことを仕事にできるかも。宝くじに当たったら人にお金をあげるより先に自分のためにやるべきことをして!
お金儲けをしようとすると途端に失敗してしまう事も多いのですが、大抵が自分で勉強せずに誰かにお任せするばかりだったり、美味しい話に乗っかってしまった場合じゃないでしょうか。大事な資産を誰かに託すなんて家族でもお断り。プロにおまかせしても手数料だけ持っていかれてお金は減るばかりかも。ある程度、いや、十分調べましょ!
・・・と、
そのくらいに考えておかないとお金は消えていく一方ですよね。現に全て失いましたよ!みなさんはそうならないように、「自分で」しっかり管理して、面倒くさがらず「自分で」調べて管理してください!
せっかくだから少しは楽しむ
せっかく宝くじに当たったら、しっかり備えた後で、残ったお金は好きに使いたいですね。
たとえば、子供の頃の夢を叶える、とか・・・
今から当選した時に買うものを書き出しておく
まだ当たって無い人は今から当選した時の予定をたてておきたいです。
「必要なものだけど高いからちょっと・・・」
「してみたかったけど贅沢だし・・・」
と思うモノがありますよね。
高級なものを買う事かもしれないし、脱毛だったり、増毛だったり、何かを修繕することだったり、歯をセラミックにすることだったりするかもしれません。管理人は健康診断からさらにステップアップして「有機酸検査」なんてのもしてみたいとメモしています。腸内の状態が詳しく分かるそうですよ。あとは銀歯(水銀を含んだ詰め物)を「専門の」歯科で取り除きたいです。
みんなそういうモノがあると思います。
宝くじに当たってからだと、気分がお金持ちになっていて思いつかず、お金が無くなってから「あの時しておけばよかった!」となること100%ですので今のうちに書きだしておきたいです。
どこかで「使い道をしっかり考えておくと当たりやすい」と聞いたことがあります。
あと、「そう言えば、あの人どうしてるかな?」という人がいたりします。懐かしい人、恩師、ご迷惑をかけた人など・・・。この機会に連絡を取ってみたりお手紙を書いてみたりしたいです。遠すぎてずっと会いに行けていない人に会いに行ったり、お詫びに行ったり・・・「いつか」と長年できなかった事が実現できたらいいですね。私事ですが、昔大変お世話になった方に連絡をとろうとしたら、もう亡くなられていました。
まとめ
当たってもいないのに当たった時のことを真剣に考えてしまうのが宝くじの楽しいところ。
まさにDream! 夢ですね!
でも、将来の事を考えると、宝くじに当たっても毎日豪遊なんて出来ないことが分かると思います。
日本の宝くじは海外のすごい当選金と比べると、ケタが足りません。
セレブにはなれないのです。
そのように考えておけば、いざ当たった時にテンションが上がり過ぎて、自分が特別な人になったような気分になり、勘違いしてすぐ使い切ってしまうという大失敗はしないでしょう。もしかしたら宝くじに当たった時こそ生活を小さくする機会かもしれません。友達だと思っていた人や親せきからお金に関する頼まれごとが増えて人間不信にならないためにも。
無事に寿命まで生きるために必要な物を書きだしてみると、きっと自分に合った正しい使い道が見つかるはず。
その上で、ある程度は楽しみたいですね。