一文無しになってわかった事・いざという時いくら必要か

最近は日本も貧富の差が大きくなってきたように感じます。アラウンド40の管理人はアラウンド30の時、無一文になりました。家賃も払えず、明日食べるにも困る状態から抜け出すのは本当に大変した。今回は、一文無しになった経験から、いざという時いくらお金があればいいのかを考えました。
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ビンボーがお金の使い方を見直すきっかけに

一文無しになる前、管理人は平均的な生活をしていました。だから、もともとお金があって何もかも失う人よりは、喪失感はそれほどでもなかったと思います。

お金が無くなる前は、ダイエットに夢中になり、その後は食べない事が多いけれど、食べる時にドカ食いをし、ダイエットやデトックスに効果があると言われるものは片っ端から試すなど、収入の大部分を食品に使っていました。

無一文になって思ったのは
「あの時食べなかったことにして、今食べられたらよかったのに」でした。

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そもそもダイエットをしようと思いついたのは、ダイエットしようと思えるだけの生活が出来ていたからでした。

さて、無一文になって生活はどうなったかと言うと、
住むところがなくなりました。そして銀行はいらなくなりました。持ち物も激減したため、いつも同じ服を着るようになりました。春夏秋冬の衣類や洗面道具を合わせてボストンバック2個で居候させてもらうこと2年半。その間美容室など一度も行きませんでした。伸び放題で歳に合わない超ロングヘアに。

しかし、様々な問題がある中、規則正しい生活を送り、摂食障害を再発することもなく、以前よりも健康になりました。

お金が無くなって誰かを頼るしかなくなり、素直に人の意見を聞く体勢になったのだと思います。誰かに金銭的にお世話になっておきながら、異常に食べ過ぎるとか出されたものを食べないなど許されません。その前に、生きなくてはいけないので自然に食べるようになりました。

 

また、今まで言えなかった事を周りが言ってくれるようになったんです。そしてちゃんと聞くようにもなりました。

今思えばあのお金の使い方は間違っていました。ワケあってお金は全て失いましたが、管理人の場合は幸運なことに健康を取り戻しました。(一般的には無一文では健康を害します)

不思議なものです。何もかも失ったようで、そうではなかったんですね。

 

 

お金はどのくらい必要か

「世の中お金じゃない」と言っても飢えないだけのお金は絶対に必要だと思いました。

生命保険料が払えなくなったり、役所から「国民年金の支払いを免除できますよ」と提案してもらう日がきたりするかもしれません。

管理人の場合は周りの協力でなんとか支払いを続けましたが、シングルマザー、シングルファーザー、中にはシングルおばあちゃんおじいちゃんだったり、健康に問題ががあったりする場合はどんなに協力してもらっても、立て直せない場合も多いです。

そうした場合は別として、出来るだけ生活保護の受給は避けたいですよね。
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ということで、「五体満足で独り身」であること限定で、出来るだけ公的機関にお世話になりたくない場合で考えると

最低300万円必要だと思いました。

300万円は、実際に管理人が一文無しになって、人に迷惑をかけない為に絶対に必要だと思った金額です。(最低額)

以下内訳です。

 

 

●住居の確保:敷金礼金、手数料、引っ越し代がかかります。地域差がありますが都心部では最低50万円は必要です。

●仕事が無い場合は仕事が見つかるまでの間の生活費が必要:期間によりますが無資格だったりブランクがあったりすると半年見つからないと考えて、パート・アルバイトをしながら職探しをしたとして50万円見ておきます。

●見つかってもその仕事が長続きしない場合があるので貯蓄が必要:一応1か月分として20万円

●仕事が見つかるまでの間に交通費、活動費も必要:10万円

●無理がたたって病気をしたときのことも考えるとその時のお金も置いておかなくてはいけないし、保険料も払い続けなくてはいけません:その他の予備費として10万円

●仕事が見つかってからも最初のお給料がもらえるのは2か月後のこともあるので:一か月分の生活費を見ておきます。20万

●もしも今まで働いたことが無い人だとしたら、無資格で働きに出ても手取りはせいぜい15、6万円。はじめのうちは足りなくて貯金を切り崩すことになるのである程度の貯蓄が必要です:5万円×給料が安定するまでの分として50万円

ここまででざっと約200万円です。しかし安心してはいけません。

借りたアパートが突然大家さんの都合で出て行かざるを得なくなる場合もあります。管理人の場合は居候なので仕方がないですが数か所を転々としました。始めた仕事もいつまで続くか不明。いつ職を失ってもいいように貯蓄しながら働かなくてはいけません。

 

家が無い場合は、何かの時にお金に変えられるものが無いため、老後の貯蓄も必要。年金が厚生年金だったとしても十分ではありません。国民年金だとなおさら。そもそも、60歳で定年後、年金が満額支給されるまでの年数分の貯蓄も必要です。しかも老後はなんと介護保険料なども払わなくてはいけません。

 

以前雑誌で「60歳で1500万円の貯蓄が必要」との記事を読んだことがあります。おそらく持ち家があって、厚生年金が入る場合の最低額です。今は3000万円と年金でも足りないでしょう。「ちょっと旅行に」なんてお金が必要ならシニアの仕事に出なくてはいけないでしょう。

 

 

お金はいくらあっても足りない?

最近「下流老人」という言葉を聞きますね。現役時代にふつうの生活をしていた人が、定年後に生活に困窮するケースが増えています。生活保護に頼らざるを得ないほど生活に困窮しているシルバーのことをそのように表現しているようです。大変悲しい事実です。

一生懸命子育てしても、いくつになっても親のすねをかじる子供の世話をし、何かにつけて建て替えてやっても、同居していながら30も過ぎて家にお金を入れない子供も珍しくはありません。子供がしっかり独立していたとしても今の年金では生活していけない場合も多いです。
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さて、団塊世代に増えているといわれる下流老人。

彼らは上の世代の生活を見ていて「大丈夫だ」と年金を信じていた世代です。自分より先輩の世代や自分の親たちとでは年金額がずいぶん違うんですね。

年金が減るというのは知られていますが、若者がもらえる金額が減るとか、受給開始年齢が高くなる以外にも心配な点があります。なんと、もらい始めた年金というのも年齢とともに減っていく可能性さえあるのだとか。

年金は株式でも高い比率で運用されているため、経済の状態に左右されてしまいます。最悪の場合、たとえば65歳でもらい始めた年金が80歳では約10%以上減になることもあるかもしれません。その後も容赦なく減り続けることも?

しかもそこから介護保険料は払わなくてはいけません
(介護保険料の支払いは40歳から64歳までだと思っている人が多いようです。実は介護保険というのは、40歳で加入すると64歳までは”第2号被保険者”。その後65歳以上になると、”第1号被保険者”となるだけです。第一号被保険者になった後は徴収方法が変わったり、生活の状況に応じて金額に違いこそ出てきますが、支払いは一生続きます。「え?介護保険料って40歳から支払うなんて知らなかった」という若い世代の人のためにちょっと詳しく書くと、40歳から64歳までの第二号被保険者は、医療分、介護分、そして後期高齢者支援分を合わせて”国民健康保険料”として支払っています。もっと言うと、39歳までの人は介護分はありませんが、医療分と後期高齢者支援分を国民健康保険料として払っているのです。65歳以上になると、医療分、後期高齢者支援分を国民健康保険料として支払い、介護分は介護保険料として支払うとのこと。さらに75歳からは国民健康保険料の支払いは無くなりますが、介護分と、後期高齢者医療保険料を払うそうです。そう、国民年金の支払いが終わっても、一生支払うべきものが有るんですね。国民年金などの公的な保険料は絶対に払っておきたいです。万が一事故や病気などで障がいを抱えてしまった場合などに受給できる障害年金というものがあります)

 

このままいけば、若い人はさらに過酷であると予想できます。
(2015.12.18追記:平均受給額などを書いていましたが、人によってもらえる額が違うため書き直しました)

その上、いつ大きな災害に遭うともわかりません。

そんなことから考えて、独り身子供無しでも、いざというとき最低で300万円のが必要だと見積もりました。これは最低額です。(あれ?この金額って…何かの慰謝料の金額と同じですね)子供がいるなら500万円以上は必須です。

 

それにしても定年後安定して暮らすためには、50歳以上ですでに持ち家(ローン完済済みor定年前に払い終わる事前提)と1000万円の貯金がなくてはいけない計算になりますね。それだけあっても定年後の状況によっては(病気など)まったく足りないという事にもなりかねません。一説には、家と3000万円の貯金(+厚生年金)があっても全然贅沢出来ないと言う話もあります。円の価値もどんどん下がる一方。(※2017年現在)食品も税金もどんどん上がっていますよね?

 

若いうちから(今から)生活のバランスを見直して、年を取っても同じくらいの生活レベルが保てるように、今の金銭的な生活レベルを少しでも下げておきたいです。
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まとめ・貯金ゼロの人は要注意!

今回は、管理人個人の残念な体験にも触れましたが、この体験のおかげで、今では経済的な面で勘違いせずに生きています。
誰かと比べる時間や優越感に浸る時間があったら将来のために何かできると感じられるようになりました。

断言しますが、一般的に個人レベルでは、生活レベルを下げる事とローンの繰り上げ返済こそが一番安全で最高の投資です。その他の投資はしっかり自分で情報収集して余剰資金でどうぞ。(将来の蓄えが出来た後、もしもかなり余裕があれば、どうぞ社会全体のために優雅にお買い物してください)

そうそう、
結婚している人は、経済的な面で夫や妻に期待してはいけないと思います。

中にはパートナーが隠れて借金をしている場合さえあります。また、家族がいる人でも、いざという時、その家族が支えになってくれるとは限りません。お金に関しては自分だけでも生きていけるだけの収入を確保しておきたいですね。

 

そして普段から健康管理を!

 

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