災害時の簡易トイレの作り方(ペットシーツと防臭袋の利用)

地震、台風、津波、土砂災害、浸水・・・
増え続ける災害は、もはや他人ごとではありません。

今回は実際に使用して助かった

ペットシーツで作る
「半」手作り簡易トイレと、

有ると絶対助かる防臭袋をご紹介します。

おすすめの簡易トイレの情報も載せています。city-713775_640

※ご自宅にワンちゃん等がいらしてペットシーツを常備している方向けに緊急時のペットシーツの個人的な使い方を紹介している記事です。一緒に紹介している防臭袋や非常用トイレはペットを飼っていないみなさんにもおすすめできるかと思います。

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実際に試した「ペットシーツ簡易トイレ」の作り方(災害時)

簡易トイレといえば・・・ご想像の通りだと思いますが、
ビニール袋の中に、
新聞紙やトイレットペーパーを入れたもの
にトイレをするのが簡易トイレの基本です。

ここではペットシーツを利用しています。

新聞紙などの代わりにペットシーツを入れて使います。

ペットシーツは、新聞紙やトイレットペーパーよりも水分を強力に吸収してくれて、臭いもマシです。

もともと防臭効果があって、犬のおしっこ数回分を吸収するものですから、人間にだって使えます。
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成人女性ならペットシーツはレギュラーサイズの厚手タイプ1枚でもOK。

長時間トイレを我慢していた場合は、厚手でもレギュラー1枚では足りません。ワイドサイズの厚手が一番おすすめです。
(同じ厚手でも、メーカーや種類によって厚さ・吸収力が違うので注意)

 

大きめのスーパーの袋の中に新聞紙やペットシーツを入れるだけ。

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使った後はビニール袋を縛って

 

防臭効果のある袋に入れれば完璧です。

 

災害時でゴミ収集がなくトイレも使えない状態の時は、ゴミも排泄物もどこかに置いておく必要があります。

たとえ寝床から遠い所に置いておいても、いつ来るかわからないゴミ収集の日まで強烈な臭いが襲ってきます。

 

しかし防臭効果のあるビニールに入れておけばはるかにマシです。

数日なら臭いはほとんどありません。

注意1:ペットシーツを入れる袋に穴が開いていないか確認してからトイレしてください。もしくは袋を2重3重に。最後に防臭袋に入れます

注意2:簡易手作りトイレは、トイレだと便器内に収まるはずの尿が、有り得ない方向に飛んでいったりして大変な場合もあるので、おしりがすっぽり収まる大きさのビニールが必要

あると絶対便利!「BOSの防臭袋」と意外に使える「ペットシーツ」は災害時にも

消臭効果のあるペットシーツと、防臭効果のある袋があれば、消臭効果のある簡易トイレが数日たって臭ってきた場合も、さらに防臭袋に入れてしまえば臭いをある程度閉じ込めることが出来ます。

また、またこれらの袋は普段も臭いの強い生ごみを入れるなど、ゴミ袋としても利用できます。車の中に常備しておけば、嘔吐袋にもなります。

キムチやネギなんかを入れて、冷蔵庫内の臭い移り防止にも。他に使い道があるのは助かります。

 

 

おすすめはBOSの防臭袋!

BOSは、もともと「うんちの臭いを防臭するために作られた袋」なので、うんちを入れても安心!
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菌を漏らさない事は、かなり重要です。
災害時の様々な菌の感染から家族の身を守りましょう!

箱裏面の表示(種類はイロイロあるので箱のデザインや説明書きに違いがあります)
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臭いのアンケート結果でも満足度が高いですが、管理人自身も、夏の暑い日の生ごみや大便に関してもベランダに1週間放置しておいて気になりませんでした。

ただし、真夏の猛暑日は、地域によっては数日のうちに臭ってくる可能性もありますから、日陰に置くことをお勧めしますし、その場合は袋を二重にしておきたいです。

BOSの防臭袋はサイズもデザインもいろいろ

種類も豊富で赤ちゃん用、大人用もあります。
ワンちゃんネコちゃん用も♪

外箱や色は違っても素材は一緒。性能は同じです。

Sサイズの場合はレギュラーサイズのペットシーツ1枚、赤ちゃんのおむつは1枚ギリギリ入りますが、人間の大人の通常の量のおしっこを含んだペットシーツを入れるならLサイズ以上をおすすめします。便を処理するならなおさらです。おなかを下している場合は水分と共に量が多くなります。

という事で、災害時に使う場合、個人的にはLサイズ以上をおすすめします。

BOS防臭袋各種

※画像出典:Amazon
Amazon

楽 天

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意外に無理やり使える!便利な ” ペットシーツ “

防臭袋ほどではありませんが、ペットシーツも結構無理やりイロイロ使えます。ペットシーツにはもともと消臭効果があって、水分をたっぷり吸収してくれますから、防水として利用できなくはありませんね。

●例えばカバンやゴミ箱の底に敷く
水分の有る物を持ち歩く時、水分のある生ごみを捨てる時。

●おねしょ対策に
シーツの下に敷いておけば布団に沁みてしまうこともありませんね。

●介護介助のにも?
カーペットの上やひざの上に敷いて食べこぼし対策にも。

●枕に?
寝汗をかく時に、枕の上にペットシーツをおいてから枕カバーをして寝ていました。枕って実は結構な頻度で買い替える事が推奨されているみたいですが、汗が染みなければ長持ちしそう。しかしこの使い方は邪道ですね。枕の性能を発揮できません。

ペットシーツは消臭効果もあるため、室内の嫌な臭い対策にも。普段新聞紙で代用するような場所に敷いてもいいですね。

※ペットシーツは裏がツルツルで滑ります。滑って困る場所に使う場合は、必ず滑り止めの上に敷いてください。ペットシーツはもともとペット用トイレにセットして使うモノですので、別の用途に使用する際は細心の注意を払ってください

防臭袋のBOSの非常用トイレセットが便利!

ビニール袋に新聞紙やペットシーツを入れてトイレをして、防臭袋に入れて・・・という作業が面倒な場合は、初めから防臭袋メーカーが作っている簡易トイレはいかが?

先ほどの防臭袋と同じメーカーに「BOS非常用トイレセット」なる物があります。

BOSの非常用トイレセットには凝固剤と不透明の袋、そして防臭袋のセット。まさに先ほどの半手作りトイレの全工程が組み込まれたセットです。

しかも

自宅のトイレで便座に座って、水が無くても使える!

※画像出典:Amazon

●BOS非常用トイレセットの使い方
1.便座を上げて便器に袋を設置。
2.便座を下げて新たに設置した袋にトイレする
3.新たに設置した袋を結んで防臭袋に入れる

 

BOS非常用トイレセット
(※5回分、15回分、50回分があるので購入時はよく確認!)

※画像出典:Amazon
楽 天

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まとめ

今回は、災害時などに使うための半手作り簡易トイレ(ペットシーツ+防臭袋版)を紹介しました。

災害時は、信じられないような状況に突然おかれることになります。

それは何の前触れも無く、とつぜん砂漠に1人ぼっちで放置されるような感じ(もしくは、ここに書けないような状況)です。家をなくし、尊い思い出の品も失い、それに加えて大切な人の身に何かが起こったりするのです。
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普段慣れている行動でさえ災害時はなぜかパニックになり出来ないものです。普段慣れない行動ならばなおさらです。最初の数日は気が張っていてがんばり過ぎてしまい、後になって疲れが出てしまうと大変です。トイレの事だけでも対策していたら乗り切るための大きな力になってくれると思います。

絶対にまたやって来る大災害。もしも日本全土が被災したら・・・全員が被災したら、各自、自分たちで乗り越えなくてはいけなくなります。避難経路の確認や耐震補強対策など、いろいろと準備しておくに越したことはありません。

もしも、「せっかく準備や対策をしたのに意味が無った!」という状況に置かれても、「出来ることはした」という事実は、後になって「何も対策をしなかった」よりも生きていく力になると個人的に信じています。

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次のページは「非常時の備え(当ブログ管理人の場合)」です。お時間ある人はどうぞ。

この記事の担当者
ジム・フリー

ちょっとだけ困難な山を越えてきました。今やっと原点にかえって人生再建中。バランスを取り戻しています。

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