実は摂りすぎない方がいいって本当?ビタミンC

摂りすぎても尿などで排泄されるから、過剰摂取は問題ないと言われているビタミンCですが、長期間過剰に摂りすぎていると「体をさびさせる可能性がある」という話が出ています。
health-621351_640

ビタミンCといえば、協力な抗酸化作用があるのに、どうして体をさびさせるかもしれないという話が出ているのでしょうか。

スポンサーリンク



ビタミンCは鉄の吸収を促す

まずビタミンCの主な働きをおさらいです。

【ビタミンC】
●協力な抗酸化作用で活性酸素を除去
●コラーゲンを作る作用を手助けする
●メラニン色素からシミを予防する
●抗炎症作用と皮脂の分泌をコントロールしてニキビや毛穴を予防する
●様々な栄養素の吸収を助ける

どう考えても、ビタミンCは私たちにはなくてはならない栄養素です。
ビタミンCは様々な栄養の吸収を助けてくれるのですが、その際、鉄分(植物性の食べ物に主に含まれている非ヘム鉄)の吸収も手伝ってくれるんですね。

鉄分は言わずと知れた重要な栄養素。血液中のヘモグロビンが酸素を全身に運ぶのですが、ヘモグロビンは赤血球の鉄色素(ヘム)とタンパク質(グロビン)が結びついたタンパク質のことですので、鉄分がないと、全身が酸素欠乏になってしまうそうです。これが貧血や疲労といった症状に発展します。
特に女性は生理などで出血することで鉄欠乏に陥りやすいため、鉄分の補給は昔から大切とされてきましたね。
しかし摂りすぎると今度は鉄過剰症になってしまう可能性もあるかもしれません。
なぜなら私たち人間は、積極的に鉄を外に排出するのではなく、再利用する性質があるから。

ビタミンCが非ヘム鉄の吸収を増強することから、ビタミンCの高摂取が過剰な鉄吸収を引き起こすのではないかという理論的な懸念がある。
(出典:厚生労働省「総合医療」情報発信サイト海外の情報より
http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/16.html)

鉄分を摂りすぎてしまうと体が酸化する?

先ほど鉄はタンパク質と結びついて全身に酸素を運ぶと言いましたが、この時、鉄を取りすぎていると、結合するタンパク質が足りず、鉄だけ余ってしまうことに。

余ったしまった鉄がどうなるかというと
鉄は素人が想像してみるだけでも、大変さびやすい性質がありますが、これが体の中でも怒ってしまうというのです。

大変大まかに説明すると
余ってしまった鉄はそのまま血液中に流れて全身に運ばれ、酸化します。酸化とは、酸素と結合すること。つまり、酸素を奪ってしまうことのようです。

体の酸化が老化につながると聞きます。
体が酸化すると老化につながります。

もともと体内には酸化と戦ってくれる抗酸化物質が存在しているのですが、現代人の体内にはその抗酸化物質が少ないと言われています。

酸化が進むと細胞ががん化するとも言われていますね。酸化は過酸化脂質を増やして血液に関わる病気の原因になるとも言われています。

という事は、抗酸化物質であるビタミンCは重要で、問題なのは、鉄を摂りすぎることなのかもしれません。

ミネラルというのは大変にバランスが大切なもので、例えばカルシウムはリンの量と同じだけ排出されてしまうため、リンの多い肉類などを大量に食べてしまうとカルシウム不足になる・・・という感じで、ミネラルは単一の種類だけを大量に取るのは危険だそうですね。

さて、ビタミンCの過剰摂取による副作用についてです。

多量に摂りすぎると、蓚酸(しゅうさん)および尿路結石形成の原因をつくる(ただしマグネシウム、ビタミンB6、そして毎日たっぷりの量の水をとれば、それは防げる)。

多量に摂ると(一日に10g以上)、たまに不愉快な副作用 ーー下痢、頻尿、皮膚に発心が出るといったーー となる事がある。

(出典:Earl Mindell’s VITAMIN BIBLE / Earl Mindell著)

シュウ酸はビタミンCの一部の代謝物で、カルシウムと結びついて結石になるという説がありますが、この説は最近ことごとく否定され、それどころか、ビタミンCのおかげで結石予防になっているといった説まで出ています。諸説ありすぎて何を信じていいのかわかりませんが、いずれにせよ、カルシウムの凝固を防ぐマグネシウムなどが普通に摂取出来ていればいいようです。とにかく、なんでも、1つのものだけ摂りすぎなければいいのだと思います。

厚生労働省の情報サイトでも、ビタミンCが腎結石の発祥に関与しているか明らかでないとしています。

ビタミンCの高摂取は、特に腎障害患者において、腎結石の原因と考えられる尿中シュウ酸や尿酸排泄量を増加させる可能性がある。しかし、30 mg~10 g/日のビタミンC摂取が尿中シュウ酸排泄量に及ぼす影響を評価した研究の結果は矛盾しており、ビタミンCが実際に腎結石の発症に関与しているかどうかは明らかではない。
(出典:厚生労働省「総合医療」情報発信サイト海外の情報より
http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/16.html)

さて、厚生労働省の定めた日本人の食事摂取基準(2015年)によると、ビタミンC摂取の推奨量は15歳以上で100mgです。

サプリメントなどで1000mg以上を長期間摂り続ける場合以外はそれほど気にしなくていいのかもしれません。

体質により、まれに鉄分を蓄積してしまう場合もあったり、化学療法を受けている場合は検査結果が正確に出ないなどの影響もあるとのことです。

やっぱりバランスの摂れた食生活が大事

鉄分が不足しているのであれば鉄を意識して摂ることは重要です。また、ビタミンCは無くてはならない重要なものです。どちらも、異常に摂りすぎなければいいのだと思います。

摂取過剰になりすぎるサプリメントは控えめに、食事から摂ることを心掛けるのが理想的なようですね。





スポンサーリンク
スポンサーリンク