話題のゴボウ茶を副作用も考えてバランスよく取り入れてみる

アメリカ、ヨーロッパなどでは、ゴボウ茶のことをburdock (root) teaといいます。(rootは根っこの意味)デトックスティにゴボウがブレンドされていることもあり、ハーブティなどのコーナーで買うことができます。

またゴボウの種は漢方として古くから解毒、解熱に利用されてきたそう。日本でもすでに何十年も前から好んで飲んでいる人もいるようですが、話題になったのはここ5年くらいでしょうか。

以前は有効成分とされるサポニンがコレステロールを排出するなどとして注目されました。しかしサポニンが入っているという確実な情報はありません。サポニンが入っているのかいないのかは不明ですから、それ以外の成分でゴボウ茶を飲むのか飲まないのか考えてみたいと思います。
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ついでなので、とりあえずサポニンについても触れておきます。

 

入っていないかもしれないサポニンの効果

入っていないかもしれないサポニンの効果は、コレステロールや脂肪を溶かしてくれるというもの。

サポニンについては以前↓にも書きました

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「サポニンとは天然の界面活性剤の性質があるもので、界面活性剤というのは、水にも油にもなじみやすい物質の総称とのこと。油を浮き上がらせて水の中に取り込む性質のこと」

以上のような性質からサポニンを摂取することによって、脂肪やコレステロールを流してくれるような感覚で重宝されているのかもしれません。

しかしながら今回、ゴボウにもゴボウ茶にもサポニンが入っているかどうか不明のため、サポニンの話はこれにて終了です。

 

 

ゴボウ茶に含まれるイヌリンとは?

ゴボウ茶には水溶性食物繊維のイヌリンが含まれています。
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食物繊維には水溶性と不溶性があります。

 

 

●水溶性食物繊維は水に溶ける性質の食物繊維のこと

胃の中で膨張して食べたモノに粘液性を持たせることで、食べ物が胃の中にいる時間を長くしてくれます。その結果消化吸収がゆっくりになり、糖質がゆっくり吸収されることで急激な血糖値の上昇を防ぐだけでなく、腹持ちがするためダイエットにもなるようですね。
(参考サイト:ウィキペディア日本語食物繊維

また、ぬめりのある物質になっている水溶性食物繊維が脂肪分、糖分、塩分などを吸着しやすいことから、コレステロールや脂肪の摂りずぎにも効果があると考えられるそうです。

発酵する性質があるため、善玉菌が増えることにもなって便秘や下痢を予防する整腸作用も。
(オートミール、オクラ、きのこ、海藻、こんにゃく、やまいも、ごぼう、納豆など。なるほど、ねばねばしたものがありますね)

 

 

●不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維

良く噛んで食べる事で唾液を分泌し、胃液の分泌も促進。体内に固形物として入っていくことで便の量も増えます。腸を刺激してぜんどう運動を活発にして便通も促進します。
(オートミール、玄米、いんげん豆、あずき、おから、エリンギ、ごぼう、アーモンド、えのき、アボカド、ブロッコリーなどなど。とにかくバランスよく食べればいいんですね)

 

 

●ゴボウ茶に含まれる水溶性食物繊維はイヌリン

イヌリンは分解されるとフラクトオリゴ糖に変化します。フラクトオリゴ糖は難消化性のため血糖値を上げにくく、善玉菌のエサに。

 

 

●水溶性と不溶性がバランス良く含まれているのは「納豆、ごぼう、オクラ」!

ゴボウには両方の食物繊維がバランスよく含まれています。しかしゴボウ茶自体には水溶性のみですから、せっかくなのでゴボウ茶の茶殻も一緒に食べたいところ。特に下痢気味の人は水溶性ばかり取っていると下痢が悪化する可能性があります。
ベストバランスは水溶性1:不溶性2です。

 

ゴボウ茶のポリフェノール、クロロゲン酸って?

コーヒーに入っている成分として話題になったクロロゲン酸。酸化から体を守り、さらには脂肪を燃焼すると話題になっています。
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クロロゲン酸は、ゴボウを水にさらすとアクが出たように見える茶褐色の成分で、コーヒーにも含まれますが、なんとゴボウの方が数倍も多く含まれているそうです。

 

クロロゲン酸は抗酸化物質の一種で、体の酸化を防ぎ、万病の元である活性酸素を除去する作用があります。

またクロロゲン酸は、糖質がグルコース(ブドウ糖)への分解されるのを阻害することから、糖質が吸収されるのを防ぐと話題になっています。その結果、血糖値が上がるのを防ぐことになり、インスリンの分泌量が減ることから糖尿病予防に活用する人もいるようです。

さらにクロロゲン酸は、膵臓から消化液として分泌されるリパーゼ(脂肪を分解する酵素)の働きを抑制するとのことから、脂肪を蓄積させないとも。

もう一つ、クロロゲン酸の効果として言われているのが、脂肪を取り込む作用のあるミトコンドリアの働きを助けるということ。ミトコンドリアが脂肪を燃焼するとのことから、ダイエットに取り入れている人も多いようです。
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以上のような作用のあるクロロゲン酸。最近ではコーヒーで脂肪燃焼というイメージを持つ人もいるくらいですが、コーヒーにはカフェインが含まれているということでゴボウ茶を選ぶ人もいるようですね。

(参考サイト:ウィキペディア日本語クロロゲン酸ゴボウ

 

 

 

ゴボウ茶の副作用を考える

●ゴボウ茶の水溶性食物繊維であるイヌリンは、結腸でバクテリアによって代謝される際、二酸化炭素かメタンに変化してしまうため、ガスを発生させてしまうことが。食べなれない人はガスがたまりやすい人は取りすぎに注意が必要です。

(参考サイト:ウィキペディア日本語:イヌリン

●キク科の植物にアレルギーのある人は絶対に飲まないようにしてください。デトックスティにもブレンドされている事があるので注意ですよ!(英語ではBurdock、もしくはBurdock Rootと表記)

●ゴボウ茶は水溶性食物繊維がたっぷりです。先ほども書きましたが、食物繊維摂取のポイントは「水溶性1:不溶性2」。水溶性ばかり取るのは下痢などの原因にも。ゴボウの茶殻と一緒に摂りたいですね。
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まとめ

ゴボウ茶の2大成分は「水溶性食物繊維のイヌリン」と「ポリフェノールのクロロゲン酸」。

イヌリンが食後の血糖値の急激な上昇を抑え、脂肪分、糖分、塩分などを吸着し、最終的には難消化性のフラクトオリゴ糖になって善玉菌のエサになります。

クロロゲン酸は抗酸化作用で万病のもとである活性酸素を除去し、糖質、脂質の蓄積を防ぎ、脂肪燃焼を助けるということでした。

ゴボウ茶を飲む時は先ほどの注意点も参考にしてください。

 

クロロゲン酸に関してはコーヒーを飲むことでもとる事が出来ますが、カフェインが気になる人はゴボウ茶と言う選択もあります。
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管理人は、お茶は嗜好品と考えて、ゴボウ茶も香ばしい(人によっては苦いとか焦げ臭いと感じる人もいるようです)から時々飲みたい時に飲むくらいで適量飲むことにしてい
水溶性食物繊維より不溶性食物繊維をたくさん摂れている自信がないからです。

嗜好品としてホッと一息つきたい時に活用したいと思います。そう考えるとなんだかとっても贅沢品に見えてきました。

いろんなお茶がありますが、どれも体に良いのか悪いのか、厳密にはまだまだ未知な部分もあると思います。体にどんな影響があるのか、ある意味冒険。お茶タイムが楽しくなります。

 

クロロゲン酸が含まれるコーヒーの記事を書きました。

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水溶性食物繊維についてはこんな記事も書きました。是非取り入れたいです。

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